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NEWS
コーヒー粉を再利用したビニールレザー 「skai® VyP Coffee」に、新色が加わりました。
 
ドイツのビニールレザー・ブランド「Continental / Skai」より昨年発表された「skai® VyP Coffee」は、ビニールレザーの原材料として使用済みのコーヒー粉が再利用されています。
 
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発売当初は、こげ茶色の「ダークロースト」の1色のみでしたが、新たに「モカ」と「ラテマキアート」の2色が加わり、色のセレクトが可能になりました。
 
生地表面は使用済みのコーヒー豆のカスを成分として含んだPVCとポリウレタンのハイブリッドで、1 平方メートルあたり約 3 杯分のコーヒーに相当する量の粉が使われています。使用済みのコーヒー粉を再利用することで、廃棄物を削減し、温室効果ガスの抑制と化学原料から天然原料への置き換えが期待できます。同社の卓越した技術により、通気性を確保。べたつかず心地よい使用感が実現。商品としての質の高さも魅力です。ほんのりコーヒーの香りが感じられます。
 
TOPICS

たかがグレー、されどグレー

グレー人気は続いています。
ファッションでも2023年秋冬コレクションではトレンドカラーとして注目され、プラダ、フェンディ、ルイ・ヴィトンなどでは、グレーを基調としたモノトーンコーデが見られました。
 
穏やか。
優しげだけど知的な印象もあり、親しみやすさと清潔感もある。心理学的には、好き嫌いが最も少ない色とされており、広く愛される要素を持った色でもあります。
グレーの魅力は、その懐の広さです。
「白」と「黒」の中間色であり、それぞれ相反する印象の両方を併せ持っています。
 
グレーから連想される抽象イメージには、曖昧、無気力、地味、憂鬱といったネガティブなものも少なくありません。しかし、短所と長所は背中合わせ。自己主張をせず周囲の色を引き立てる、落ち着き、穏やか、信頼といった受け止めも可能になります。
 
上品でお洒落な印象を与える。
穏やかで控えめな印象を与える。
落ち着いた雰囲気を与える。
物事を受け入れやすくなる。
忍耐強くなる。
 
人が主役のインテリア空間においては、利点の多い色と言えるかも知れません。
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色味を帯びた無彩色
 
グレーは、彩度がない無彩色とされていますが、実際には少し色味を帯びています。
 
ことテキスタイルにおいては、彩度ゼロのグレー色の製品を作ることは難しいと言えます。テキスタイルに色を与えるためには、多くの場合「染める」という方法に頼ることになるからです。
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絵具であれば白と黒を混ぜることでグレー色を作り出すことができます。
しかし、染料には「白」はありません。黒い染料を薄めればグレーになるかと言えば、色むらが起こったり堅牢度が不足して、グレー色を定着させることができません。
 
草木染などの場合は、煮出す素材や媒染液の組み合わせでグレーに染めることが可能ですが、商業ベースでのテキスタイルではこうした方法では需要を満たすことはできません。グレーの染料をつくるためには、例えば黄色など、色味のある染料にわずかな黒を足すという方法がとられているのだそうです。
こうして、わずかに色味を帯びたグレーが作られ、無機質なだけではない表情豊かなグレーが生まれます。また、錯覚を利用した、経緯の色糸の組み合わせによる「グレー見せ」的な技法も、グレーを魅力的な色にしています。
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四十八茶 百ねずみ
 
江戸時代後期、茶色やグレーは流行色となりました。町人に許された比較的安価な染め色であったことから、多様で豊かなカラーバリエーションの発展につながりました。
 
グレーは、一般的には「灰色」と呼ばれますが、「灰」と言わずに「ねずみ」としたのは、火事が多かった江戸において、失うことを連想させる言葉を忌み嫌ったためと言われています。
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Japanese collection / SANTA AMALIA (イタリア)
280cm  100%コットン / プリント リピート:タテ137cm ヨコ62.62cm  40,000 MD
徳川禁令とも呼ばれる奢侈禁止令(しゃしきんしれい)は、贅沢を禁じ倹約を推奨・強制するものですが、着物の色・柄だけでなく「生地」にまでも細かく制約が設けられました。庶民が身につけられる素材は「麻」または「綿」、色は「茶色」「鼠色」「藍色」のみとされてしまいました。「四十八茶百鼠」(しじゅうはっちゃ ひゃくねずみ)は、そんな中でも個性を発揮するために、試行錯誤し工夫して、微妙な色調に染め上げてできた多数のカラーバリエーションです。
 
当時の人々は、その微妙な色の違いを見極め、楽しんでいたのは驚きです。名づけにも粋が感じられます。百ものグレー(実際には百を優に超えるバリエーションがあったとか)に名を付け、それを呼び分ける日本人の感性や繊細さは、世界に誇れる文化の一つです。

 

桔梗鼠(ききょうねず)
#95949a
銀鼠(ぎんねず)
#afafb0
源氏鼠(げんじねず)
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藍鼠(あいねず)
#6c848d
深川鼠(ふかがわねずみ)
#97a791
利休鼠(りきゅうねずみ)
#7b8174
桜鼠(さくらねず)
#e9dfe5
濃鼠(こいねず)
#4f455c
錆鼠(さびねず)
#47585c
江戸鼠(えどねず)
#928178
茶鼠(ちゃねずみ)
#a99e93
御召鼠(おめしねず)
#776F76
PICK UP

新作商品や人気コレクションを弊社取り扱いの海外ブランドと併せてご紹介いたします。

Decoration Fabric  /  FIBRE NATURELLE(イギリス)

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インテリア空間の中で、ファブリックの果たす役割はたくさんあります。
光をコントロールする、衝撃を吸収し安全を確保する、柔らかさを与え皮膚や身体を守る、反響を防ぎ音を和らげる、空気中の浮遊物をキャッチするなど、健康と心地よさに大きく貢献しています。
 
そして、空間に彩を与えること。
色、柄、風合いなど、多くの選択肢があることは、なんと素晴らしいことでしょう。そこには、「選ぶ」という大きな創造性が存在しています。
 
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イギリス南部のドーセットを拠点とする「FIBRE NATURELLE」は、幅広くコレクションを展開しています。織物工場、アーティスト、デザイナーと緊密に連携して、今とその先のトレンドを常に意識し、ファブリックを使う人に、インスピレーションと興奮を与える新しいデザイン、刺繍、色のコーディネートを開発しています。

 

イギリスで好まれるボタニカル柄のプリントや刺繍、さらにシンプルモダンなテクスチャーファブリック、ベルベット、カーテンなど、ワールドワイドで好まれる豊富なコレクションを取り揃え、美しい写真と共に発信。ファブリックを選ぶ楽しさを提案しています。

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